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いろいろな放送局

※ 2005/07/18 改名(怪しい放送局)

ここでは、一般放送局以外の情報を掲載します。(2005/07/18)

時報局
 こちらを参照ください → 標準時報局 JJY

短波帯気象通報局
 世界各地の国々が気象情報を主に 短波帯FAX 通信で流しています。
 日本では、気象庁が短波帯FAX 通信で概ね24時間休み無く情報を流しています。

 周波数: 3622.5kHz(JMH)/7795kHz(JMH2)/13988.5kHz(JMH4)
 形式 : F3C

JMH テストチャート(2005/07/18 22:09 13597kHz) 2005/07/18 22:28 13597kHz)

 これは、正式には、「気象無線模写通報」というものです。
 主に船舶向けということらしいのですが、それだったら、もう少し送信周波数を増やすとか、送信電力を増力する便宜を図ってくれた方がいいです。
 1枚の画像を受信するのに15分から20分近く掛かります。
 つまり「遅い」のです。(^^;

 それでも馬鹿高い専用受信装置が今では必要ないのですから、比較的手軽に受信ができます。

 受信するためには、

 が必要です。

 電波形式が F3C という形式で、普通の受信機は、この電波形式に直接対応はしていません。
 なので、使用する受信機の種類ごとに受信方法がちょっとずつ違います。
 ICF-SW7600GR の場合、SSB モードでこんな感じになればよいです。 →  (受信音)

地下放送局
 いわゆる「非合法な放送局」です。
 実際に、地下から電波を出している訳ではありません。 ^^;

 殆どがイデオロギー対立・宗教対立の産物で、言論の自由が無い地域や、その地域向け放送局ばかりなのが特徴。
 日本近辺では、

「希望のこだま」(ハングル)大韓民国3985kHz/50kW
「人民の声」(ハングル)朝鮮民主主義人民共和国3912kHz
「救国の声」(ハングル)朝鮮民主主義人民共和国3480kHz

 が良く知られています。

乱数放送局

 主に、外国に潜在する北朝鮮の工作員向けや、世界各国のテロリスト、マフィアが仲間への連絡・指示に利用するものです。
 一般に、4桁もしくは5桁の数字の羅列を読み上げる形で放送し、受信側でその内容を解読することで、伝達するというものです。

 北朝鮮は、一般向けの放送が終わったあとに、堂々と乱数放送をやっていました。
 関係者以外には、解読手順が判らない限り、内容を知ることは難しいです。
 普通の短波ラジオで聴取できる形の乱数放送は、2000年12月の、北朝鮮のA3 program 乱数放送終了以降、行われなくなっています。

 現在、北朝鮮では、電信(A1/A2 Program)で乱数放送を継続しているそうです。

[2005/01/12 追記]
 北朝鮮での A3 Program 終了後も、ハングルの正体不明の乱数放送局が確認されており、現在も継続されています。
 昨年秋ころ、韓国から発信されていることが確認された模様です。
 目的は不明ですが、北朝鮮への威嚇と言う説があります。
 5450kHz,5550kHz,5715kHz,6215kHz で確認できますが、比較的安定しているのは、6215kHzです。
 23:00 〜 01:00 の毎時00分、または毎時30分から開始します。
 最初の3〜5分は、韓国のポックスなど(変調は総じて浅い)、そのあと乱数放送本体、
 「カムサハムニダ(ありがとうございました)」で終了します。
 # 一部始終を MP3形式の音声録音で記録してあります。


※地下放送局・乱数放送局の1987年の音声データは、kori さんにご提供いただきました。
 この場を借りてお礼申し上げます。(2003/10/18)

地下放送局のID・IS/乱数放送局のエアチェック

※ ここからの無断転載は禁止です。著作上の問題などある場合は連絡ください。 → 電子メール

●地下放送局
Radio Iran 1987/02/25 (ペルシャ語) 7075kHz
The Voice of Liberation of Iran 1987/03/08 (ペルシャ語) 7080kHz

●乱数放送
台湾方面からの送信 1987/03/20 (中国語) 8300kHz
韓国からの送信 2005/01/12 (ハングル) 6215kHz